土木工事

重機のオペレーターをしながら現場監督は可能?【答えは○○にアリ】

こんにちは、けんちゃんです。

以前の建設会社の時についてツイートしました。

 

「重機のオペをしながら現場監督がしたい。」去年の1月に前の建設会社の社長に伝えた。「オペと監督との二刀流は君を潰してしまう。」と言われ「潰れたならそれまでの人材なので切ってください」と言った。しかし社長は僕を潰したくないので意見は通らなかったが大事に育ててくれて最高の会社でした。

 

23年間同じ建設会社に勤めていましたが2020年に独立しました。

 

きっかけになったのは社長に恩を返したくて、重機のオペレーターをしながら現場監督なりたいと願い出た時。

 

願いが叶わなかった僕はどうしても新しいことにチャレンジしたくて独立。

 

本記事では、現場監督をしながら重機のオペレーターが本当にできないのかについて記事にしました。

 

土木工事業の現場で働く主な3つの職種

土木工事業の現場で働く主な3つの職種

 

土木工事業では現場作業をする主に3つの職種に分かれます。

  1. 作業員
  2. 重機オペレーター
  3. 現場監督

それぞれの役割について深堀していきます。

 

作業員

  • 重機が作業しやすくなるように補助
  • コンクリート構造物などを設置
  • 測量など現場監督の補助

パッと見は補助作業が多いので大したことがないと感じる人がいます。

 

実はそんなことはありません。

作業員は『現場作業のスペシャリスト』が多いです。

職長を務める人が多いのも特徴。

 

つまり、現場で働く人たちに細かい指示を出したり、監督との打ち合わせ、オペレーター作業が捗りやすくなるための作業段取りなど様々やることがあります。

 

コンクリート構造物の設置は、軽いもので数十キロですが、重いものでは5トン以上の構造物もあります。

 

信じられないほどの重たい構造物を1ミリ単位で正確に設置が出来るのも作業員の方がいるから。

 

まさに『土木工事業の何でも屋』

 

土木工事の初心者も、とりあえず作業員から始める人は多いです。

 

覚えることは多いですが、責任ある仕事なのでなくてはならない存在ですね。

 

重機オペレーター

土木工事業のオペレーターは色々な建設機械の運転手です。

  • 土を掘る
  • 重たいものを吊る
  • コンクリートを壊す

上記に挙げたことの他にもまだまだ沢山あります。

 

仕事の内容によって色々な重機があります。

  • 土を均したり締め固めるブルドーザー
  • 穴を掘ったり重量物を吊り上げ用途が広いバックホー
  • 舗装をする前の砕石の敷き均しや道路除雪に使用するモーターグレーダー
  • 土や石、舗装の締固めに使用するロードローラー
  • アスファルトを所定の幅や厚さに敷きならすアスファルトフィニッシャー
  • 橋などの基礎工事に使用する基礎工事用機械

 

土木工事業では人の力では何か月もかかってしまうことが建設機械ではたった一台の重機ですぐに出来てしまいます。

 

子供の頃に建設機械のオペレーターに憧れて建設会社に入社する若者は多いです。

 

とはいえ、危険が多いのも建設機械。

 

ほんの少しでも人に当たってしまうと大けがをさせてしまいます。

 

しかし、建設現場では今や建設機械無しではとても工事ができません。

 

安全に配慮しつつ、丁寧にかつ大胆に運転している人はとても重宝されます。

 

僕の土木工事業での立場もほとんどは建設機械のオペレーターです。

 

建設機械について語りだすと終わらなくなるので、知らない人の為に少しだけどんなものなのかを動画でご覧ください。

 

ブルドーザー

バックホー

モーターグレーダー

ロードローラー

アスファルトフィニッシャー

基礎工事用機械

現場監督

  • 測量
  • 業者や役所との打ち合わせ
  • その他すべての作業

現場監督とはいわゆる『現場の顔』のような存在。

 

例えば、作業員が15名でオペレーターが3人の現場に監督は一人だけというのも珍しくはありません。

 

それだけ業務内容が濃いのです。

 

お金の管理や資材の手配など全ての業務に関わる監督は本当に大変。

 

現場の責任を背負って毎日必死に働いている姿に憧れている人はとても多いです。

 

しかし、普段は現場で普通に働き作業員などが帰った後も、事務所で書類整備や、現場で測量などをしています。

 

作業員やオペレーターが、日中に普通に働けるのは現場監督が誰も見ていないところで必死に働いているからこそ。

 

そんな現場監督を少しでも支えるために職長が必要です。

 

工事の始まりから終わりまで少しも気を抜けない監督を作業員、オペレーターと職長で支えなければ工事の完成とはなりません。

 

重機のオペレーターをしながら現場監督は可能?

重機のオペレーターをしながら現場監督は可能?

 

実際に重機のオペレーターをしながら現場監督をするのは可能なのでしょうか?

土木工事業で働く人に意見を聞きました。

  • 小さい会社だからやるしかない
  • 下請けなので職長をしながらオペならできる
  • 元請けばかりなので工事金額が多い現場は不可能

それぞれ深堀します。

 

小さい会社だからやるしかない

小さい会社なので従業員数が少ないために、監督をしながら作業員とオペレーターをしなければならないという会社があります。

 

大体は会社の社長さんや専務さんなど、役員が現場にでて作業しています。

 

「出来ることなら監督が欲しい。でも人を雇う余裕もないから仕方ない」

 

こんなことをおっしゃっていました。

 

「出来ることしかできないから大きな現場ではなく小さい現場だけ受注する」

 

無理ない範囲で出来ることだけをしているようです。

 

下請けなら職長をしながらオペならできる

普段は元請けをするけど、下請けの時に職長をしながらオペレーターならできるという会社もあります。

 

元請けの工事の場合は役所との打ち合わせや作業指示、資器材の手配があるので監督をしながらオペレーターをする余裕はないとのこと。

 

下請けに入るときは、元請けの監督がついているので職長という立場であればオペレーターをしながらでも可能とのことでした。

 

とはいえ、現場次第とのことですが。

 

小さい現場ならそれなりだけど、国交省などの大きな現場だと職長をしながらでもキツイようです。

 

元請けばかりなので工事金額が多い現場は不可能

工事金額が3000万円以上の大きな現場ばかり受注している元請け会社の人は無理があると言ってました。

 

僕の前の会社がそうでした。

 

市役所の工事でも国交省の工事でもあれこれすることが多いのに、オペレーターまでしたら万が一事故を起こしてしまうかもしれない。

 

だからこそ、乗れる余裕があるときでも現場について色々段取りを組んだり、余裕時間が欲しいとのこと。

 

『出来ない』ではなく『やらないほうが良い』といった感じ。

 

オペはオペで監督は監督でなければいつか潰れてしまうという人がほとんどでした。

 

ツイッターで見かけた現場監督とオペレーターをしている人

実際に監督をしながらオペレーターをしている人をツイッターで見かけました。

 

 

やはり監督をしながらオペレーターをしている人はいますね。

 

出来ないと決めつけるよりはチャレンジしてみることが大切だと感じます。

 

まとめ【結論は工事金額や規模により出来る】

まとめ【結論は工事金額や規模により出来る】

 

僕が出した結論ですが工事金額や規模により監督をしながらオペレーターもできると結論付けました。

 

独立してまだ工事金額が500万円以下の工事しかできていない今ならできるはず。

 

せっかく独立したので自分の工事で自分で試してみることにします。

 

もちろん無理ない範囲で。

 

僕の事業所ではオペレーターや現場監督、作業員を募集しています。

  • 作業員だったけど監督をしてみたい
  • オペレーターしながら監督をしてみたい
  • 監督に疲れたから当分は作業員がしたい

など色々な要望を受け入れます。

 

これからの時代に沿った新しい働き方を自分たちの手で作ってみませんか?

 

気になる方は下記の記事をぜひご覧になってくださいね。

 

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2020年会社から独立して個人事業主になりました。これからの時代は必ず個人で稼ぐためのスキルが必要になってきます。僕と共に独立するための経験値を積み上げ個人事業主になりましょう!

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