こんにちは、けんちゃんです。
先日、独立した時のことについてツイートしました。
「独立したら不安はないですか?」とよく聞かれるけど、正直言ってあまり何も考えていません。今が楽しすぎて。むしろ、会社員の頃に「これから先の自分はどうなるのだろうか...」と毎日不安だった。今の自分は『過去の自分が求めていたこと』をしている。そう思うと自然と笑みがこぼれてしまう。
— けんちゃん@個人事業主【土木工事業】 (@kenchanmaster) September 28, 2021
「独立したら不安はないですか?」とよく聞かれるけど、正直言ってあまり何も考えていません。
今が楽しすぎて。
むしろ、会社員の頃に「これから先の自分はどうなるのだろうか...」と毎日不安だった。
今の自分は『過去の自分が求めていたこと』をしている。そう思うと自然と笑みがこぼれてしまう。
2020年に建設会社から独立しました。
今現在は『アロー土木』という名前で主に『土木工事業』を営んでおります。
本記事では、『これから独立を考えているがとても不安』だという方に向けた内容となっています。
この記事を読むことで『独立前と後の不安について』分かるようになります。
独立前と後の不安について
結論から言うと2020年に独立した後の不安は『あまり無い』です。
というのも、独立前に将来について毎日不安になっていたからです。
独立前と後の不安なことについて深堀していきます。
独立前の不安
- 老後の不安
- 賃金の不安
- スキルの低下の不安
以前の会社では23年間勤めて年収が『450万』ほど。
退職した当時は40歳。
これからさらに年齢を重ねていくのに、これ以上昇給するのかといつも不安でした。
収入が増えなければこれから定年を迎えた時にどうやって生活できるのかと思っていましたね。
会社が成長するにつれて自分が成長できていないことに気が付きました。
ようするに『スキルの向上』が止まっているのです。
新しいことにチャレンジしなくては向上心がなくなりスキルが低下していきます。
このまま会社が成長しているのに自分が成長できていないのがとても悔しかったです。
毎日、「このままで良いのだろうか。何かできることないか。」と一人考えていました。
独立後の不安
- 将来の健康
はっきり言って『健康状態』くらいしか不安になることがありません。
独立してから一度も仕事が途切れたことはないからかもしれません。
開業の仕方や仕事の受注の仕方、従業員の給料計算などはググればいくらでも調べることができますからね。
不安がないことはこんなにも楽しいのかと毎日笑顔で働いています。
ちなみに、健康診断の結果は良好だったので今年は安心です。
独立前と後の思考と行動
独立前と後にどのような考えと行動があったのかについて説明しますね。
独立前の思考と行動
独立前はとにかく不安に押しつぶされそうで苦しかったです。
思考
- よくわからないから勉強
- とりあえず施工管理の資格を取得
- とるものはとったので副業を開始
このままだとどうすれば良いのか分からない。
分からないからとりあえず施工管理の勉強をしてみよう。
本気で勉強したので取れるものは取得。
施工管理の資格を取得しまくったので次はビジネス書を読みYouTubeやブログで勉強することに。
行きついた先は『副業』でした。
副業で本業である土木工事の月給を超えてみせると毎日ブログを更新(250日)。
しかし、ほとんど稼げずに次の行動が必要だと感じました。
行動
- 退職
- 独立
- 個人事業主
上記の流れです。
副業で本業の月収を超えるまで待てませんでした。
「新しいことにチャレンジしたいけど会社員だと出来ない。」
「だったら独立してフリーになろう」
「よし、退職願いを書いたら開業するぞ」
こんな感じでした。
独立後の思考と行動
独立してからは会社員の時とは違う思考になりました。
最初はこれからの仕事が少し不安でしたが、びっくりするくらいに仕事があったのですぐに不安はなくなりました。
独立後の思考
- 仕事が少し不安
- 対価よりも信頼
- 安定したので人財確保
まずはお金よりも信頼関係を築こうと思いました。
自分だけが利益を出すのではなく、相手にも利益がなければこれから先は上手くいかないはず。
そして独立後半年も過ぎたら大分、仕事の請け方や交渉の仕方にも慣れてきたら人手が必要になりました。
前の会社勤めていた方が退職すると聞いたので、すぐに連絡をして従業員になってもらいました。
良い人財ほどすぐに引き抜かれるのでとにかく行動は早めにした方が良いですからね。
独立後の主な行動
- 暇があれば建設業の勉強
- 以前の会社の関連会社の方に営業
- 人とのコミュニケーションに時間と費用を使う
少しでも暇な時間があれば建設業に関することや、従業員に関すること。税金や書類関係などの勉強をする。
日中に雨などで作業が中止の場合は営業先に出向いたり、電話で営業。
夜は現場で知り合った方たち、特に20代の若者と飲み会や食事会をしてコミュニケーションを深めています。
日中の仕事以外にも時間を使っているように見えるかもしれません。
しかし、建設会社に勤めていた時のような無駄な時間を営業やコミュニケーションの時間に充てているのでとても楽です。
独立して1年後の状況
- 収益
- 仕事内容
- 受注状況
- 従業員数
この記事を書いているのは2021年10月26日です。
独立してから約1年後の状況について見てください。
収益
ぶっちゃけて言うと、会社員の時とあまり変わっていません。
期待していた方はすみません。
というのも、以前の会社では僕が辞めるあたりは景気が良かったのです。
建設機械のオペレーターの僕でもそれなりの賃金を貰っていました。
それに、独立してから1年間は収益よりも信頼関係を作ることを優先しています。
目先の利益にとらわれて信頼関係を失った人を沢山見てきました。
まずは仕事を見てもらい、相手が何を求めているのかを知ることが大切。
信頼の残高が溜まってくれば今よりも稼げるようになると思います。
仕事内容
- 職長
- オペレーター
- 農協の仕事
- 農家のバイト
従業員は作業員が中心ですが、僕の主な仕事の内容は建設現場の職長や重機のオペレーターが主な内容となります。
他にも農協から委託された人参堀のオペレーター、米のドローンによる農薬散布。
農家の方に頼まれた農作業のバイト。
などです。
建設現場では経験値が23年あるのでどんな仕事でもなんとかできます。
将来、土木工事が出来なくなったり、受注が少なくなった時の為に農協の仕事も今のうちから出来るようにしています。
農家の方のバイトは、バイト代が目的以外にも雑木林を切り拓いて畑にしたり、整地などの農業土木につなげるのが目的です。
- 土木工事
- 農協
- 農家
上記の3つが今の僕の収益の柱となっています。
身軽な今のうちに仕事先を見つけておくことで、従業員が増えた時や仕事が欲しい方に仕事を与えることができますからね。
受注状況
2020年10月現在では、公共工事、民間工事及び、農家のバイト、除排雪などの仕事があります。
「次はうちの会社の仕事をお願い」
「土木工事がない時は農家のバイトお願いします」
「来年の春に民間工事をしたいから見積もりお願い」
など、今のところ仕事が切れる様子はないです。
とはいえ、未来のことは誰にも分りませんが。
分からないからこそ今のうちに信頼関係を作っています。
従業員数
- 38歳男性
- 66歳男性
上記の二名が現在の従業員です。
どちらも農家の仕事を持っているので、毎日現場に来るわけではありません。
しかし、二人とも一生懸命で人柄も良いので周りからの信頼も厚くとても助かっています。
僕は仕事のスキルが高い人よりも、主に『人柄』を見ています。
どんなに仕事が出来ても資格があっても人間として良い人物でなければ仲間同士で一つのことを成すことはできませんからね。
まとめ
独立前の不安は下記です。
- 老後の不安
- 賃金の不安
- スキルの低下の不安
このままではいけないと思い行動に移しました。
- 退職して
- 独立して
- 個人事業主になりました。
独立後は
- 仕事が少し不安だった
- 対価よりも信頼関係が大事
- 安定したので人財確保に時間と費用を使う
こんな感じです。
独立前と後では思考と行動に違いがありますが本質は変わってない気がします。
それは『成長したい』ということ。
年れを重ねても常に成長する意欲がある。
会社員の時に出来ないことが独立すると増えます。
これから独立を考えている方の為に少しでも力になれたら幸いです。
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